2013年3月24日日曜日

2013.03.16_高尾山~景信山

愛犬と登山!

先月、柚冬と陣馬山へ遊びに行った折には届かなかった景信山まで、今度は高尾山から縦走してみようと思った。

でも、「このチャレンジ」実は2回目です。
3月2日にまったく同じチャレンジをしてみたのですが、諸々の事情で途中リタイア。
さあ、リベンジです。


高尾山口駅前の駐車場に車を止めて山登りの準備です。

柚冬を車から降ろして準備をしていると、どうも柚冬の様子がおかしい!
足が小刻みに震えています。
「柚冬、どうした?寒いのか?」などと声を掛け、体をさすってみたりしましたがいっこうに震えが止まりません。
しかし、目の色がおかしいわけでもなく、体を触っても熱があるわけでも無し、どこか痛がる場所があるわけでも無し。
しばらく様子を見ておかしいようなら獣医さんに駆け込もうと考えていたら、少し震えがおさまってきました。
「寒いのかもしれないから少し駐車場を歩かせてみるよ!」
とリードを持って歩き始めたら…
オーナーがいる車の脇から猛ダッシュで走っていきます。柚冬がオーナーを置いてきぼりにすることは絶対にありません。
お・か・し・い・

“わかった!”

ここは、京王線の高架のすぐ下にある駐車場です。電車が通るたびに「ゴー、ガタンガタン」という凄まじい音が聞こえます。
「柚冬、電車が嫌いになったの?」ハハハ
電車の音から猛ダッシュで逃げたようです。


原因がわかったところで出発。


この日も、稲荷山コースで高尾山頂をめざします。
高尾山には複数の登山ルートがあるのですが、高尾山口駅側から登るコースは3つ。
1号路、6号路、稲荷山コースです。
1号路は全て舗装されている道。
6号路は川沿いに緩やかな傾斜が続く道。
稲荷山コースは登山道らしい道。



稲荷山コースは階段や急な登りが多いコースです。
カメラも縦構図になってしまいますね。
登りはじめてすぐに暑くなってしまい、上着を脱ぎました。
それでも額から汗が噴出します。

ただ、この日は天気が最高に良く、見上げれば青い空が木々の間からのぞいています。
気持いいですね~



高尾山頂に続く最後の長い長い階段です。
整備された山には必ず階段があります。しかし、歩幅も高さも人間の体に合っていないから上りにくいこと。
柚冬は「ま~だ?」という感じで我々を待っています。
疲れた…



やっと、山頂にたどり着きました。
見晴らし台からは富士山が眺められました。
春だというのに空気が澄んでいるんですね!

やっぱり、富士山を拝めると気分がいいですね!

柚冬も富士山をバックに記念撮影!


さあ、今日は先が長いです。
急ぎましょう。
高尾山から一丁平へ続く道。
今日はもみじ台をパスして北側の巻き道を進みます。
まだ、冬の景色ですが足元には植物が芽生えてきていますよ。
(何の葉っぱかはわかりませんが…)


一丁平へ到着。
ここでも富士山が迎えてくれました。


しばしの休憩。柚冬もおやつをもらってます。



前回3月2日に来た時にはここで折り返しました。
ここから先は始めての道です。
一丁平から小仏城山を目指します。

この道、両サイドが全て桜です。
そして道もなだらかで歩きやすい。
桜が咲いたらお花見に最高のコースだと思いますよ!
咲いてもいない桜をついつい見上げてしまいます。


小仏城山への最後の階段です。
やっぱり階段は疲れます…

小仏城山に到着!
正面には城山茶屋、そして名物の「なめこ汁」の幟が立ってますね。
美味しそう!
ここは我慢して、もう少し歩かなくては。
柚冬はまだまだ元気。


小仏城山から結構急な下り坂を降りきると小仏峠です。
明治時代までは甲州街道はここを通っていたそうです。しかし、高低差の激しい峠で交通の難所であったため現在の大垂水峠を通るルートに変更になったようです。
しかし、何故、タヌキの置物なのか?う~ん、わかりません。

小仏峠から景信山への道は急な登りが続きます。
うっそうとした杉林の中を進む道です。
「花粉症の人は大変だろうね!」と話しながらも
“私は本当に花粉症が治ったのだろうか?もしかしたら今日、花粉を浴びすぎて再発してしまうのではないだろうか…”
tomeは幼少の頃よりアレルギー性鼻炎であり、当然、杉花粉にもアレルギーがありました。
それが20歳を過ぎた頃より症状が軽くなり、近年はほとんど症状が出なくなっています。
「花粉症は治る!」と信じています(このときは信じていた)


視界が開けるところまでやってきました。
お、見えます見えます。向こうの山の禿げているところが目指す景信山の頂のようです。
もう少しですね。でも遠いな~



やっと、景信山に到着です!
最後の小仏峠からココまでがきつかったな~
登山道が急勾配ということではなく、足が疲れて重くなっていたからですね。

ここでお昼ご飯です。
柚冬にもおにぎりのお弁当です。
味付けをしていない握り飯ですが、喜んで食べてくれました。

山頂にはいくつかの茶屋があります。
山菜天麩羅300円、美味しそう!
ミツマタが綺麗に花をつけていました。

何度も景信山を目指したのはココが好きとか、そういう理由ではないんです。
「陣馬山から高尾山まで続く稜線を全部歩いてみたいな」と思っているのですが、車で、犬連れで登山をすると帰りは車を止めた場所にもどるしかありません。
高尾山から陣馬山まで往復すると約40kmの道程になってしまいます。
とても初心者が歩ける距離ではありません。
景信山は高尾山と陣馬山のほぼ中間に位置する山です。
そこで、陣馬~景信、高尾~景信と2度に分けて歩けば全工程を歩いたことになりますよね。
まずは高尾~景信を歩きましたので、今度は陣馬~景信を歩きましょう。


食後の休憩をしっかり取ったら「帰らなくては!」
元来た道を帰ります。
山用語では「ピストン」というようです。

柚冬は帰路も元気です。
大好きな枝を口に咥えてご機嫌です。
尻尾をブンブン振ってますね。

帰路は、いくつかの頂を巻き道でパスします。
もみじ台をパスする南側の巻き道にスミレがたくさん咲いていました。

この花はなんだろう?

高尾山からの下山コースは、登りに使った稲荷山コースを500mほど下ったあたりで左に折れて6号路に向います。
ここはその分岐です。
「柚冬、左だよ!」

6号路登山道終点(入口)に何の変哲も無い木っ端。
これは、6号路を下山中に工事用のヘルメットをかぶったおじさんに頼まれて歩荷したものです。
6号路では登山道の整備を行っていたのですが、この木っ端、どうやら橋を新設した際の残材のようです。
登山道を整備してくれる人がいるおかげで登山を楽しめるのですから、喜んで歩荷しますよ!

お地蔵様の前を通って…

ケーブルカーのホーム脇を通って…
柚冬の尻尾をみてください。たたんじゃってます。
このとき、ケーブルカーが出発のベルを鳴らし終え「ガタンゴトン」と動き始めたんです。
やっぱり柚冬の朝の震えは「電車嫌い」で間違いないようです。
でも、今までは平気だったんですよね。
花火や雷の音にも動じない子なのですが、この先、もしかしたらこれらの音にも敏感に反応するようになってしまうのでしょうか?
留守中の雷で怖い思いをさせたくないし、これ以上、嫌いなものを作らないでね!

【コースタイム】
07:48 駐車場発
07:58 稲荷山コース入口
08:40 稲荷山頂
    休憩5分
08:45 稲荷山発
09:28 高尾山頂着
    休憩15分
09:45 高尾山頂発
10:18 一丁平着
    休憩5分
10:25 一丁平発
10:40 小仏城山着
    休憩10分
10:50 小仏城山発
11:07 小仏峠
11:40 景信山頂着
    お昼休憩80分
13:00 景信山頂発
13:25 小仏峠
14:10 一丁平
    休憩10分
14:20 一丁平発
14:50 高尾山頂下
15:48 6号路登山道入口
16:12 駐車場着

ところでtomeの花粉症。
帰路の6号路に入ったあたりからくしゃみが止まらなくなり、鼻水がぐしょぐしょ。
その後、本日に至るまで、毎日、花粉症に苦しんでいます!
やっぱり、花粉症は治らないのですね。

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2013年3月3日日曜日

お手軽登山第2段!「陣馬山」

最近、本当にブログの更新が出来なくなってしまいました。
仕事が忙しいのも理由の一つなんですが、日々の出来事だけではブログ紙面がマンネリ化してしまう気がして。

と言いながらも、柚冬(ゆふ)とお出掛けしてもブログが更新されないのは何故?

はいはい、そうなんです。面倒くさくなってしまうんですよね。
「ブログを書く事」ではなく「写真の整理」!
デジタルカメラではフィルムのように24枚撮り、36枚撮りという制約がないので何十枚も何百枚も撮影できてしまいます。
あッと思ってシャッターを押すのですが、駄作の山が出来上がります…
本当、写真が下手みたいです。

写真を整理していると「え~い、全部消しちゃえ!」と思ってしまうので、なかなか整理に着手出来ず、整理を始めると「どれを残すか?」決められなくなってしまうのです。
写真が整理できないもんだからブログにUPできない。

ぼちぼち整理したものから綴ってみますか!



東京で雪が降ったのが2月6日。
その週末の日曜日。世の中では3連休などと言われていましたが、私には1日だけの休暇。
絶対に登山に行くぞ!と決めていたのですが…
6日の雪が恨めしい、雪のせいで登れる山に制約がかかってしまうからです。
私のような登山初心者には雪山の知識が乏しいので、深い山それも雪山となると山に入ることは危険と隣り合わせ。
でも標高の高い山から綺麗な景色を眺めたい…
しかし、今年は降雪の回数も多く、近隣の高い山では積雪30cmは当たり前。
そして6日の雪で「踏み後」も無いかもしれない…

諦めました。お手軽登山第2弾!またもや陣馬山へ!

前日の晩の飲み会が祟って朝は大寝坊。
やっぱりどんな計画を立てていたとしても、車で30分圏内の山にしか行けなかったようです。



さあ、準備完了。時間は10時を過ぎています。
和田峠に車を止めていざ出発。

日の光があたる直登コースを選択。
登山口には「ここから先、路面が凍結している場合があります。滑り止め無しでの登山は大変危険です」との案内板がありましたが、大丈夫、行ってみましょう!

しかし、階段を登りはじめて10段も行ったあたりで「退散」!
降り積もった雪が踏み固められて凍っており、なおかつ平ではなく傾斜して凍っています。
足を乗せると転んでしまいそうです。
軽アイゼンは持参していましたがリスクを侵すよりも安全優先。

すぐに降りて直登コースを諦め、山腹を巻いて登るコースに変更しました。
生い茂る杉林の間をトラバースして行くコースです。
足元はほとんど雪もなく、場所によっては大きな霜柱が出来ていました。


少し登っただけで足元に積雪が残っている場所が多くなり雪の好きな柚冬のテンションもMAX。我々を大きくリードして先頭を歩きます。


山頂直下のあたりから雪が深くなり、登山コースを外れると10cmほどの雪が積もっています。
柚冬も雪が好きですが人間も雪が好きなんですね。何でもない原っぱにたくさんの人の足跡がついています。


雪が融けて無くなっている区間では足元はドロだらけ。
もう少しで山頂ですが、足元は酷い状況です。
足を乗せるとニチャーとした感触が…
シューズの裏にもたくさんのドロがへばりつき重いのなんの。
雪よりも滑るし、始末におえません。


山頂では綺麗な富士山がお出迎えしてくれました。
やっぱり冬の山は空気が澄んでいるせいか景色が綺麗です。


今日の目的地はココではありません。
陣馬山から高尾山の方向へ尾根伝いに縦走し、影信山まで行って見たい!
ゆっくりしていられません。先を急ぎましょう。

尾根道はドロッドロッの場所と、圧雪の場所と、乾いた場所とがありました。
歩き始めてすぐの場所はドロッドロッ。
あ~あ、柚冬の手足とお腹の辺りが泥だらけです。

雪の上にくると、またもや柚冬のテンションMAX!
登山道をそれて雪の中を走り回ったりして大変。
でも楽しそうですね。


そうそう、新しく購入したスパッツが大いに役にたちましたよ。
泥をはねてもズボンが汚れずに済むし、深い雪に足が沈んでしまっても雪がシューズの中に入ってきません。
購入して正解でした。

乾いた場所がとても歩きやすく感じます。


明王峠に到着。
少し早かったのですが、ここでお昼。


藤野町十五名山とありますが、神奈川県相模原市藤野町にある26の山の中から選ばれた名山とのこと。
陣馬山や生藤山なども十五の名山に名を連ねているようです。

峠では春のような日差しがとても暖かく、のんびりとさせてもらいました。


さて、本当ならもういくつかのピークを超えて影信山まで足を伸ばしたかったのですが、朝の出遅れの為、ココで折り返すこととしました。

車で、そして犬連れで山に登る場合には、必ずピストンになってしまうんですね。
上がった場所に戻るしかない。入山口と違う場所に降りても車までの交通手段が無いためです。
ピストンとなると、片道に要した時間を帰路でも必要とすることになります。これ当たり前。
ココから影信まで1時間ということは往復2時間。プラスここまで要した1時間半を足すと3時間半。休憩時間を考慮すると日没間近です。(前日に呑み過ぎなければ…)

さあ下山しましょう。


めったに撮れない散歩中の正面顔。
いつも先頭を歩きたがる柚冬。
追い抜いて振り向きざまに写真を撮ろうと思っても、リードを力強く引っ張って私の後をついてきてしまうからです。
この写真は、とあるピークの手前で柚冬と別れ、家内と柚冬はピーク越え。私は巻き道を使い一足先で待ち構えていて撮影したものです。

和田峠に戻り、雪の為に閉鎖されている広い駐車場で雪遊びです。


「柚冬に雪の中で楽しんで貰いたい!」
からではなく…
「柚冬のドロドロの手足を雪で洗う!」ためです(笑)

雪球を作って、柚冬とキャッチボール。
見事にキャッチするので口の周りに雪が付いてますよ。上手いもんだ!


次回はドコに登ろうか?
柚冬ちゃん、考えておいてね!

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